子育て

小学生ってこんなんだっけ?我が家のミラクル日誌-7

明るいごちゃまぜ期?!

(2017年2月23日号掲載)

小6の冬。声変わりや初潮など、体の変化とともに思春期を迎え、反抗期が来る。まもなく直面するであろう次なる子育て試練に向けて、かなり構え気味でいたのだが...。

プロフィール
ひたき家は、夏休みは毎日、友だちとでっかい水鉄砲で遊んでズブ濡れになって帰宅していたサヨ(小学6年)、日がな一日冷房の効いた部屋で一人マンガを読んで過ごすカンスケ(小学3年)、私ハルと夫マコトの4人家族。浜松市在住。

思春期対応、フライングだったか?!

「初潮」というとザ・第二次性徴とでも言いたくなるような、シンボリックなできごとだ。サヨたちも6年生。かわいい幼児だった子らは、いつしか私の身長を超え、女子は丸みを帯びた体つきに。大人テイストを含み始めた子らが背負うランドセルは、ランドセルの持つ無邪気さからズレていて似合わない。

春から中学生。体の成長に伴い、精神面も成長し始める。サヨは5年生から、胸に小さな変化が現れ、今では胸らしくなってきた。スポブラを買ってあげたが、着用にためらいも見せる。体の成長とメンタルの成長のはざまで揺れているのだろう。最近、私に気を使うなど大人な態度も見せ始めた。いよいよ私の子育ても思春期対応の本格始動か。

そんな風に思っていると、「サヨを入れて4人だけだよ!」。ホッペを紅潮させてやや楽しげに言うサヨ。クラスで初潮を迎えていない子の数だ。つまりクラスの4分の3の子はすでに生理がはじまっているということだ。私のころと比べると早い気もするが、それはさておき、男子の目を気にしたり、腹痛になったり、さぞかし皆ナーバスになっていることだろう。思春期の子を持つ親として、子どもたちの心に寄り添わなきゃ。するとサヨが言う。「先に生理が来てる子が、初潮の子にナプキンの使い方教えてるんだよ」。男子もいる教室で、だ。ナプキン入れのポーチは堂々と机のフックに引っ掛け、「私、今日、生理だから!」と明るく宣言してトイレに行くらしい。さっきからサヨの物言いに違和感を覚えると感じていたが、理由がわかった。初潮を迎えるってことにワクワク感を持っているのが見て取れるのだ。え?生理が来るのって不安なんじゃないの?ナーバスになってんじゃないの?なんなのこの明るさは?

しばし考え、この現象の謎を解く鍵は、「割合」と「小学生」と見た。かつては小学生で生理になっている子は少数派だったのが、今では多数派に。割合が変わり、多勢に無勢でコソコソする必要がないらしい。男子はそんな女子に圧倒され、からかう空気すらないらしい。加えて、やっぱり小学生。性に関する理解度は低くてまだまだ無邪気。生理の意味するところがちゃんとわかっていないから、というのもあるのか、このドラマチックな初潮体験を皆で楽しく共有できているらしい。そこから生まれるこの明るい空気。小学生ならではの現象。そんな感じだ。そういやサヨってまだ父親のマコトや弟のカンスケとも平気で一緒に入浴しているよね。

私、初めての思春期対応に前のめりになりすぎてフライングしちゃった?サヨたちの明るさにちょっと肩透かしを食らった気分。「なりかけの大人」と「無邪気な子ども」の要素がごちゃまぜに存在する小6の冬。成長過程の旬なきらめきの一つを見た気がした。